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九段健康生涯塾

講演会後記:第11回九段生涯健康塾 中條高徳先生による『気迫と健康』

2011/10/04

第11回九段生涯健康塾
会期:  2011年9月5日(火)18:30~20:00
会場: ホテルグランドパレス

講演1 『気迫と健康』

    中條 高徳 先生(アサヒビール株式会社名誉顧問)

講演2 『新しい細胞療法の夜明け ―がんとアンチエイジング―』

    阿部 博幸 先生(トーマス・ジェファーソン大学客員教授)

 

今回の九段生涯健康塾はアサヒビール名誉顧問の中條高徳先生をお迎えして、「気迫と健康」と題してご講演いただきました。
 
私が九段クリニックを開業して以来、中條先生の主侍医として長年おつきあいをさせていただいておりますが、兎に角いつも元気で明るくアクティブな人生の大先輩でもあります。中條先生の一日は毎朝英霊が眠っている靖国神社に参拝することから始まります。靖国神社では多くの仲間と体操したり、大きな声でヤッホーと発声したりとなかなか気持ちの良さそうな朝を迎えられています。
しかしこれが雨の日も風の日も毎日ですから凄いことです。それだけ中條先生の英霊に対する想いは半端ではない。彼らを慰霊するために九段に居を構えたというのだから、慰霊は中條先生にとって使命なのかもしれません。
 
戦争体験が中條先生の人生や考え方に与えた影響は計り知れないものがあると思いました。
私は7歳の時に終戦を迎えましたが、幼いながらもたくさんの戦争の記憶を焼き付けました。当時は意味が解らなかった光景が、大きくなってその状況がどういうことだったのか理解できたものもあります。子供にすら大きな衝撃だった戦争を、青年時代に体験した中條先生。恐らく多くの同輩や先輩を失ったことでしょう。そしてご自身も死に直面していたと思います。
 
これまで3度死にかけたことがあるとおっしゃっていました。死なずに生還なさった。それ故、死んだつもりで生きてきたから何でもできた、とおっしゃいます。
死ぬ気でやれば何も怖くありませんし、死ぬ気でやれば何でもできるのです。というのが根底に流れていた中條先生のメッセージのひとつだと受け取りました。
 
戦後GHQにより解体されたビール会社のひとつの朝日麦酒(現アサヒビール)に入社した中條先生は、長く低迷を続ける会社の再建策を打ち出し、総指揮官として見事に会社を立て直し、アサヒスーパードライでついに業界首位の座を奪回して奇跡の完全復活を成し遂げたのです。
 
死んだつもりで生きてきたから立て直せたのだと言います。
 
激務にもかかわらず大病ひとつせずに仕事をやり遂げられたのは、中條先生のこの気迫溢れる生き方にあるのは明白です。
 
中條先生の人生やお考えを通して、多くの気づきを得られた誠に貴重な時間でした。ありがとうございました。

 

 



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