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九段健康生涯塾

講演会後記:第5回九段生涯健康塾 山内有子先生による『女性ホルモンとヘルシーエイジング』

2010/04/07

第5回九段生涯健康塾講演会
会期:2010年3月30日(火)
会場:ホテルグランドパレス
 
講演1:『女性ホルモンとヘルシーエイジング』
   山内 有子 先生(九段クリニック・レディースクリニック部長)
講演2:『ためになる、がんになった時のがん克服戦略』
  阿部 博幸 先生 (国際統合医学会理事長・医学博士)
 
女性にとって体内のホルモンは、元気で美しく年齢を重ねていくための大切な要素です。ホルモンバランスがこころとカラダにさまざまな変化を生じさせます。不調や疾患の原因がもしかしたらホルモンバランスの変化によるものかもしれません。
今回の九段生涯健康塾では九段クリニックの婦人科部長で日本産婦人科学会専門医の山下有子先生に女性ホルモンの話を中心に女性がいつまでも元気で美しくいるためのヒントをお話ししていただきました。
 
女性のカラダは女性らしさを作るホルモンのエストロゲンと、妊娠のためのホルモンのプロゲステロンに影響を受けています。エストロゲンは30代後半から減少していき、閉経後は分泌量が著しく低下します。ホルモンは脳の視床下部の指令により脳下垂体から分泌されます。そのホルモンによってホルモンの司令塔である視床下部も影響を受けます。視床下部は自律神経の中枢でもあるので、ホルモンの分泌量が低下すると自律神経も乱れて心と体の不調につながっていくのです。
エストロゲンの分泌が減ることで不安やイライラ、頭痛やめまいなどの更年期症状が現れる以外にも、ホルモンは臓器の調整やコントロールを行っているので、動脈硬化による心疾患や脳血管障害、また、骨粗鬆症のリスクを高めます。
 “いつも元気でキレイ“を手に入れるには、女性らしさを作るホルモンのエストロゲンを攻略することが鍵となります。
女性ホルモン量は血液検査で測定することができます。エストロゲン値が下がってきたら、エストロゲンの原料はコレステロールなので、良質なコレステロール源である卵の摂取や、エストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボンを大豆や、豆腐や納豆などの大豆製品から摂取することで、更年期の症状の軽減が期待できます。また、漢方薬で体質改善することにより、卵巣の働きを良くするという方法も考えられます。日常生活においてはストレスや喫煙を避けたり、冷え対策や適度な運動を心掛けることも大切です。
ホルモン補充療法もありますが、乳癌のリスクがあるので医師などに相談し、充分に納得してから行ってください。
 
更年期障害だと思い込んでがまんをしていたら、実は他の病気だったなんてことがないように、更年期の症状を自覚したら、まずは最寄の婦人科で相談してみましょう。


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