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婦人科がん - ③ 卵巣胚細胞腫瘍の患者さま

2015/05/06【がん治療について】

卵巣がんは発生する場所によって、上皮、胚細胞、性索間質の3つ種類に分類されます。

 

このうち、上皮性の卵巣がんが9割を占めているので、胚細胞と性索間質の卵巣がんは比較的珍しいがんと言えます。また、上皮性卵巣腫瘍が40~60才の中高年を中心に発症する一方、卵巣胚細胞腫瘍は10~20代の若い世代を中心に発症するという特徴があります。

 

今年の初めごろに、卵巣胚細胞腫瘍を患っている中学生の女の子が両親と共に来院されました。

 

何度手術しても再発してしまうとのことで、ご両親としては希望の持てるいい治療はないかと相談にこられました。抗がん剤治療を行っていることもあり、来院当初ご本人はとても辛そうでした。

 

最終的に抗がん剤と併用しながら、アベ・腫瘍内科・クリニックでハイブリッド免疫療法(樹状細胞ワクチン+活性NK細胞療法)、更にオンコ・ハイパーサーミア(腫瘍温熱療法)を行うことになりました。

 

治療の甲斐あって、1クール目の途中からQOLも上がり、休んでいた学校にも復帰でき、お友達と一緒この3月無事に卒業でき、4月から高校生になられたそうです!

 

腫瘍もだいぶ縮小してきましたが、まだ完全には消えていないため2クール目の治療を行っているところです。抗がん剤も引き続き併用しているため、白血球の数値がかなり落ちてしまい、採血ができないこともありますが、焦らずこのままいけば大丈夫だと思います。

 

若い患者さまは珍しいため、スタッフも気になってしょうがなく、彼女が来院されると会えなかったスタッフや裏方のスタッフから、〇〇ちゃん元気だった?と皆が気にかけています。

 

若さを武器に気力で乗り切って欲しいと思います。

 

特許技術の樹状細胞ワクチンと活性NK細胞療法を併用したハイブリッド免疫療法は、このような珍しいがんの患者さまにも希望を与えています。



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