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ドクター阿部のブログ

NK細胞のちから ― 健康維持に

2015/02/13【健康を守るために】

 私のクリニックでは2002年からナチュラル・キラー細胞(NK細胞)を体外で大量に増殖・活性化する培養を行い、体内に点滴で戻す活性NK細胞療法を行っています。

 
この治療はがん治療の一つとして提供していますが、健康維持のために受けられるかたも結構いらっしゃいます。
 
最近、知り合いのアラフォー女性が活性NK細胞療法を受けられました。
 
本人いわく、健診の結果は問題なく病気がある訳ではないが、仕事でストレスが溜まることが多いので、体が弱っているに違いない。アラフォーに差し掛かり、ここで一度体のメンテナンスとして受けてみたいとのことでした。
 
このような考えで活性NK細胞療法を受けるのは、とてもいいことだと思います。実際、NK細胞は20歳くらいをピークに、その活性が下降の一途をたどることが判っています。
 
40歳頃からがんの罹患率が上昇するのも、NK細胞の活性の衰えが大きく関係していると考えられています。
 
毎日笑いに包まれるような生活ができるのならいいのですが、大抵の人は通勤、仕事、家事などに時間を割いて、リラックスできる時間を持つのは難しいと思います。ストレスや悪い生活習慣などがNK細胞の活性低下に拍車をかけてしまいます。
 
NK細胞の活性を上げるのに一番確実で早いのは、活性NK細胞療法を受けることですが、日々の生活で次のことを習慣にするだけで、NK細胞活性を上げることが期待できます。
 
●大声で笑う
●お風呂に入る(湯船にしっかりつかる)
●腸内環境を良くする
●規則正しい生活
●禁煙する
 
こんな簡単なこと?と拍子抜けするかもしれませんが、こんな簡単なことができないのが、現代の私たちの日常なんですね。
 
そうそう、先日テレビで“笑いヨガ教室”の様子が放映されていました。笑いは本当に良いものですね。
 
年に6~12回ほど定期的に活性NK細胞療法を受けていらっしゃる方は、花粉症が出なくなった、疲れにくくなった、肌にハリが出てシワが目立たなくなった、白髪が減ったなどの健康とアンチエイジングを手に入れられています。
 
特定の症状を徹底的に改善したい場合はがん治療の場合と同じように、2週間に1回のペースで6~7回受けることをお勧めしますが、健康維持のためでしたら、2、3ヶ月に1回くらいでもいいでしょう。
 
自分の血液から培養するので、副作用はありません。
高齢の人や免疫機能が弱っている人は、点滴後まれに軽い悪寒や発熱をすることがあります。これは体内で強力な免疫反応が起こっているからです。一過性のもので、一晩で治まりますので心配はいりません。
 
健康体で若い人はこれといった体感がないことがほとんどです。件のアラフォー女性もなにごともありませんでした。本人は体が弱っているのではと気にしていましたが、実は体の調子は悪くなかったと言えると思います。
 
この活性NK細胞療法後の体感については、がん患者さんの場合はまったく違うのです。この話題は次回に。


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