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画期的な「樹状細胞ワクチンの新しい製造法」とはどんなものか ~ ③ 少量の単球から大量の樹状細胞を培養

2014/10/26【がん治療について】

前回は、樹状細胞の基になる単球を得る方法をお話しいたしました。
25mlという少量の血液から得られる単球はごくわずかです。
私たちの研究所では再生医療技術の応用により、
そのわずかな単球を増殖させる技術を確立しました。
 
 
アフェレーシス法による樹状細胞ワクチン製造法は、
ワクチン治療に必要な量の単球を体から一度に採取(成分採血)します。
採取した単球をそのまま樹状細胞へと分化させるので、単球の数=樹状細胞の数となります。

しかし、患者さまの状態によっては単球の数を十分確保することが出来ないこともあり、
必然的にワクチンの質や量に影響します。
 
 
私たちの細胞培養センターでは、単球そのものを増殖させる特許技術により、
どのような状態の患者さまでも25mlの採血で、
十分な量と質の樹状細胞ワクチンを製造できるようになりました。
そして単球を未熟な樹状細胞へと分化させます。
樹状細胞は
未熟な状態でペプチドを取り込むことで、細胞内で処理し、抗原を提示するので、
樹状細胞ワクチンを製造する上で、ここはとても重要なポイントです。
私どもは特許のオリジナル培地を使用して、
未熟な状態の樹状細胞へきちんとして分化させる技術があります。
 
 
さあ、次は未熟な樹状細胞にがん抗原(ペプチド)をパルスして
樹状細胞ワクチンの完成です。
 
 
(つづく)



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