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ドクター阿部のブログ

画期的な「樹状細胞ワクチンの新しい製造法」とはどんなものか ~ ② 単球の分離方法

2014/10/20【がん治療について】

前回前々回のお話しをおさらいすると、
樹状細胞を得るには単球が必要で、
樹状細胞ワクチン治療に必要な量の単球を確保するためにアフェレーシス法に頼っていること。
そこで、私たちは新たに単球を増殖させる技術を確立したため、
静脈採血法を採用しているとお話ししました。
  
アフェレーシス法にしても、静脈採血法にしても、
単球そのものを得るには、「単球分離」という、もう一つの工程があります。
今回の特許の範囲ではありませんが、
私どもの培養施設では一般的な方法とは一線を画しています。
 
アフェレーシス法によって得られる成分採血は、
単球の採取ではなく、正確には単球を含む全白血球の採取となります。
全白血球から単球を採取するために、
フィコール法で精製された全白血球をプラスチック容器に入れて培養すると、
単球は底面に張り付くので、このようにして単球を得ています。
 
一方、私どもの静脈採血法の場合は、
細胞分離ロボットを採用し、血液から不要な細胞を除去する
ネガティブ・セレクションという方法で単球を得ています。
この方法は単球の損傷がとても少ない上、
迅速かつ高純度に細胞分離することができるのです。
 
 
 
次回は単球の培養についてお話ししましょう。
 
(つづく)



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