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ドクター阿部のブログ

禁煙を成功させるために

2014/07/10【健康を守るために】

  たばこは体に悪い、ということは、たばこを吸っている人でも知っています。

 しかし喫煙はある意味で生活習慣ですので、やめようと思ってもなかなかやめられないものなのです。

 たばこをやめさせようという工夫も数多く編み出されました。

 まずニコチンパッチ。ニコチンを含んだパッチを皮膚に張り付けることで、ニコチンを体に吸収させ、脳が満足してたばこをほしがらなくなる仕組みです。同じようにニコチンガムというのも発売されています。これはニコチンを含んだガムで、1個で2時間くらい体内に残るから、その間はたばこをほしがらなくなるのです。

 それでもたばこをやめられない人は多くいました。ニコチンが体に入るため、たばこをやめてもニコチン中毒から抜け出られないからです。   

 

 アメリカでは、電子たばこが発売されました。禁煙パイプの電子版のようなもので、吸うと先端が赤や緑に光り、たばこの煙の代わりに水蒸気が出ます。たばこを吸った気になりますよ。キャラメルやバニラなどいろんなフレーバーがあり、たばこの害である副流煙が出ないこともあって、アメリカでは爆発的にヒットしているようです。

 しかし、電子たばこにもニコチンが含まれているので、本質的にニコチン中毒を改善することはできません。その点はアメリカでも問題になっていて、発売禁止を求めるキャンペーンも繰り広げられています。ちなみに日本では販売許可になっていません。

 

 現在、たばこをやめるためには、チャンピックスという飲み薬が有効です。

 これは脳にあるニコチン受容体に結合することで、たばこを吸わないことによるイライラなど「ニコチン切れ」の症状を抑え、また、たばこを吸ったときの「おいしい」という満足感を感じにくくさせることで、禁煙を助ける医薬品です。

これを服用することで、禁煙の成功率は85%を超え、ほとんどの人が禁煙できるようになりました。一定の条件で保険適用されますので、禁煙外来などでご相談されてはいかがでしょうか。

 

 肺というのは人間の臓器の中でもっとも害にさらされているものです。

呼吸するときに黄砂やPM2.5などの有害物質が肺に入ったり、活性酸素が発生したり、酸素を取るためにいろんなものを犠牲にしながら、肺は黙々と働いているのです。

この上、たばこの煙を取り込んで肺の負担をさらに重くするべきではありません。

たばこを吸っている方は一刻も早い禁煙をおすすめいたします。



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