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ドクター阿部のブログ

個別化医療の躍進の年へ

2014/02/04【個別化医療】

個別化医療にとって、今年は大きな躍進の年になりそうです。
今、2つの大きな事業が進行しています。
 
ひとつは、ロシア・モスクワの大学と共同で『個別化医療学部』を設立することです。
ロシアという国は先進国の中では平均寿命が短く、
国民の健康問題に真剣に取り組まねばならない時代にさしかかっています。
治療医学を導入普及するよりも、個別化医療を軸にした予防医学に力を入れる方が
より効果が高いとの考えから、バイオマーカーや遺伝子の活用などを研究する
個別化医療学部新設に産学共同で動き始めました。
私もそのプロジェクトに参加する予定ですが、
個別化医療の観点で予防医学が体系化されればすばらしい医療になるはずです。
新しい学部は、世界に向けて個別化医療のすばらしさをアピールする
エポックメイキングにもなるでしょう。
 
ふたつ目は、ヨーロッパの個別化医療学会と当国際個別化医療学会が合同で
大きな大会をヨーロッパで開く計画です。
今回は共同開催で行う予定ですが、将来的には、個別化医療の連合学会として
継続的に個別化医療を推進していこうと考えており、
世界的に個別化医療の普及が大きなうねりとなっていきそうです。
 
このほかにも、今年は学会が目白押しで、私も多忙な日々が続きます。
ケンブリッジでは個別化医療の学会があります。
そこでは個別化医療の倫理的側面について
世界中の先生たちとシンポジウムを開く予定できます。
また、フランスでは樹状細胞学会が開かれる予定です。
さらにヨーロッパのオンコ・ハイパーサーミア学会がトリノで開かれます。
アベ・腫瘍内科・クリニックの腫瘍温熱治療で使用している高周波電磁波装置が、
日本で1台しか導入されていない欧州メーカーの製品なので、特に注目されており、
招待を受けています。
 
 
国際的な行事以外にも、がん治療についての分かりやすい本を出版する準備を進めています。
後悔しないがん治療を行うためには、
がん細胞のことや、
私たちの体に生まれながらに備わっている、自ら病気を癒す力などを
理解していただくことが大切と考え、
免疫力や免疫細胞の話をベースに、
3大治療と免疫細胞療法の長所と短所などを記した本になる予定です。
皆様が治療を選択する最に役立つことを願いつつ、ただ今執筆中です。
 
6月には、米国で活動していた阿部みな子医師が日本に戻ってきて、
九段クリニックの副理事長としてとして活動してもらうことになっています。
...私の忙しさも、これで若干緩和されるかもしれません(笑)。



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