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ドクター阿部のブログ

免疫細胞療法の革新技術-1

2013/07/31【がん治療について】

アベ・腫瘍内科・クリニックが行っている「新樹状細胞ワクチン療法」は、人間が本来持っている免疫機能を生かして、がん細胞を死滅させる療法です。人間の体内には、もともと、がん細胞などの特定の敵に対して攻撃を仕掛ける「T細胞」が数多く存在します。ただT細胞は、敵を認識しないうちは何もしません。がん細胞の目印(がん抗原)を認識して、はじめて一斉にがん細胞を攻撃するのです。この“がん細胞の目印”を提示するのが、「樹状細胞」です。
ただ、この樹状細胞は血液中にはきわめて数が少ない。そのため、「樹状細胞」を大量に培養し、体外でがん抗原を提示させた樹状細胞を体内に戻して免疫システムを高活性化するのが、樹状細胞ワクチン療法の基本的な仕組みです。
中でも、アベ・腫瘍内科・クリニックで行っている治療法は、極めて画期的です。

 

 

特長1 アフェレーシスが不要。
 
樹状細胞培養のため、従来はアフェレーシスという成分採血が必要でした。これは、2時間程度の時間がかかりますし、6回分のワクチンを作るのに比較的大量の血球を集めるため、患者様に身体的な負担がありました。

これに対してアベ・腫瘍内科・クリニックは、1回分ずつ、たった25ccの採血で、新鮮ながんワクチンを作る技術を実現しました。
これは現在特許申請中の革命的な技術です。
患者さまの身体的負担が大幅に軽減された上、毎回、鮮度の高いワクチンで治療を行うことができます。この1回分の採血から同時にNK細胞療法のワクチンを作ることもできるようになりました。
※NK細胞(ナチュラルキラー細胞)とは、体内の異物を攻撃する免疫細胞です。体外で高活性化して増殖させ体内に戻すことで免疫力を高めます。


特長2 樹状細胞がんワクチンの機能性が高い

2つめは、作成する樹状細胞がんワクチンが群を抜いて優れていることです。
樹状細胞には2つの手があります。片方をMHCクラス1、他方をMHCクラス2と呼びます。それぞれに乗るペプチドが違っていて、クラス1にはがん細胞の情報を伝えるペプチドが乗ります。従来型の樹状細胞療法が使っているのはこのクラス1だけです。しかしアベ・腫瘍内科・クリニックでは、さらにクラス2に、キラーT細胞を補助する「ヘルパーT細胞」を活性化するペプチドを乗せています。 両手を活用し、強力なキラーT細胞、ヘルパーT細胞の両方を活性化して複合的にがん細胞に立ち向かう樹状細胞がんワクチンを作る技術は、アベ・腫瘍内科・クリニック独自のものです。


特長3 効果の持続性

3つめは、樹状細胞がんワクチンの効果の持続性です。
免疫細胞療法では、がんワクチン投与の後が本当の治療期間になります。治療直後をピークに、その後も免疫力(がんに対する攻撃力)の高い状態を持続します。持続期間は個人差がありますが、少なくともアベ・腫瘍内科・クリニックの樹状細胞がんワクチンは、効果が約3ヶ月続いていることが、遺伝子検査や多数の臨床例からから明らかになっています。

4つめの特徴、革新的な「後治療」については、次回ご紹介します。

 



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