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オーソモレキュラー医学の将来

2013/06/06【私的COLUMN】

私はオーソモレキュラー医学には高い将来性があると考えています。
 
オーソモレキュラー医学は、栄養を補うことを通して健康を維持し、病気を予防するための補完代替医療としてとらえられてきました。あのビタミンがいい、このビタミンB12がいいと言われるものを経験的に摂取するのが主流でした。ある意味単なる栄養学の分野でしかありませんし、そうとらえている医学者も少なくありません。
 
 しかし、一歩進んで、より論理的に分子栄養学の観点から、積極的な治療の手段として分子レベルでのアプローチができるはずです。実際、私が実践しているビタミンC療法はがんの治療に効果があることがはっきりしているのですから。この分野を極めれば、高い治療効果を望める医学になることは間違いありません。提唱者のホッファー博士、ポーリング博士、リオーダン博士も分子まで踏み込んだ栄養学をやりたかったはずです。
 
 ただ、当時はゲノムがすべて解析されたわけではなく、分子レベルのアプローチには限界がありました。
 
 
今ではゲノムレベルで病気に効果的な物質が解析され、論理的に医療に役立てることができるようになりました。その物質が効く人、効かない人も、個別化医療の観点から遺伝子レベルで判定できるようにもなってきています。
 

Hall of Fame_盾の授与.jpgですからこの分子栄養学を極めれば、オーソモレキュラー医学はすばらしいものになると私は確信しています。私の講演が従来のオーソモレキュラーの固定観念を打ち破ったものとなって高く評価されたのもそのためだと思います。これをきっかけに世界中の研究者がこの分野に新たなアプローチで取り組んでほしいと思います。
 

 

 

 


 
 トロントは四月でもまだ寒く、ほとんどどこも観光する間もなく、とんぼ返りで帰国の途につきました。強行軍でしたが非常に実りの多い旅だったと思います。

 

 

阿部 博幸  

 



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