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ドクター阿部のブログ

「シンコペ(心臓停止)」に遭遇した時の応急処置

2013/04/15【健康を守るために】

バレエ「シンコペ」で思い出したのですが
先だっての東京マラソンで、失神したランナーを
AEDと人工呼吸で救助したというニュースがありました。

失神した人が出た場合、まずは大声で呼びかけてみて、
反応がなければ次に呼吸しているかどうかを見ます。
口に手を当てて、息をしていれば、生きていることがわかります。
息があっても意識がなければ、次に脈をみます。
手首でもいいですが、頸動脈に手を当てたほうが分かりやすいでしょう。

脈がない場合は、人工呼吸と
心臓マッサージやAED(徐自動体外式細動器)などの対処を考えます。
もし、ゆっくりでもしっかりした脈があったらAEDをかけてはいけません。
この場合は心臓が原因ではなく、脳の問題があると考えられるからです。

心臓が原因で倒れた場合は、脈が微弱ですし、
全身に血がめぐらないため全身が震えたり、けいれんが起こったりもします。
こういう場合は、ただちに心臓マッサージをしてAEDをかけます。
電気ショックというのは正常な人にやっても害があるものではないので、
怪しいなと思ったらAEDをかけた方がいいと思います。
心臓マッサージをしながら、心室細動の可能性があれば、
人工呼吸とAEDを繰り返し行いながら、救急車を待ちます。
脈の数と意識の状態、脳梗塞の兆候があるかどうかなど、
とっさの対応はなかなか難しいと思いますが、
慌てず冷静に対処すれば充分に命を救うことができるので
ぜひ覚えておいてください。



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