HOME > ドクター阿部のBLOG > 個別化医療 > 国際個別化医療学会2012「パーソナライズド・メディシンの現在と未来」

ドクター阿部のブログ

国際個別化医療学会2012「パーソナライズド・メディシンの現在と未来」

2012/11/30【個別化医療】

2012年11月10日、東京国際フォーラムにおいて国際個別化医療学会の第15回学術集会が開かれました。
学会員の先生方の他、これからの日本の医療を担う若い医師、コメディカル、学生さんなど
医療に携わる幅広い方々が参加され、皆さんが熱心に関心を寄せてくれていたことなどから、
個別化医療の注目度の高さを感じ取れました。
このような盛況を呈したことは国際個別化医療学会理事長として、
個別化医療を推進するものとしてはうれしい限りです。
また、関係者諸氏のご努力にも深く感謝いたします。
 
今回はメインテーマを「パーソナライズド・メディシンの現在と未来」とし、
現在、国内外の医療現場の最前線において実践されている個別化医療の手法や技術、研究について
多様な講演をいただきました。
会頭講演として「個別化医療に必要な栄養学」、
特別講演は「関節リウマチの個別化医療」「重症心不全に対する心筋再生治療」
「心臓血管外科における個別化医療の実践」
「個別化医療における温熱療法の役割」「音楽と音響の医療への可能性」
「製薬企業におけるファーマコゲノミクスの現在と将来」「がんの個別化医療」
「個別化医療におけるサポーティングテラピーの重要性」など、バラエティに富んだ内容でした。
(各講演の詳細は次回に譲ります。)

私は、個別化医療というのは、ゲノムとバイオマーカーが大きな柱であると考えています。
病気を正確に知り、薬や治療の効果を予測する根拠としてこの2つを据え、
それに加えて、個人のおかれている環境、仕事や家族環境、個人の人生観などを採り入れた上で
治療を組み立てるのです。
さらに、コアとなる医療だけでなく、治療を側面から支えるサポーティブテラピー/サポーティブケアも
一緒に採り入れていくことが重要と考えています。
 
学会では、実に様々なアプローチから個別化医療の実現について語られました。
それぞれに対する参加者たちの興味関心の高さを目の当たりにすると
個別化医療の重要性が臨床の現場で強く認識されていると同時に、
この理念を臨床に反映させるための知識や情報を、皆さんが渇望されていると感じています。
そういう意味でも、『国際個別化医療学会』は、今後のパーソナライズド・メディシンの発展のための
情報発信地として重要な役割を担うものと確信しています。
また、今回の学術集会がその認識と知識を深める契機になったと思っています。



ページトップ

"
Copyright KUDAN